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個展のあとがき

20151130.jpg




自分のつくったものに関してあれこれ説明づけるのはあまり好きではないのですが、
今回の展示の在り方を決定づけたできごとについて、ここに書き残して締めくくりとしたいと思います


展示空間のあの天窓については、下見の段階で
雨漏りするようになってふさがれてしまったという話を聞いてすぐイメージができていましたが、
その周辺をどうするかについてはいろんなイメージが膨らんでいて決めかねている状態でした

そんなとき展示のうちあわせのために向かった先で、車椅子の女性に会いました
うちあわせまで少し時間があったので珈琲をいただいているタイミングで
彼女はわたしの隣の席になり、自然とお話する流れになりました

聞けば今まで事故や病気で3回も生死をさまよう経験をされてきた方で
(死んだ父が夢に出てきて手をひっぱっていこうとしたとか)
首から下はかなり不自由で日々苦労されているようでした
でも彼女の口から出る九死に一生を得た体験談の数々は、いま生きていることの不思議さと喜びに満ちていて
わたしも半年前に手術したばかりだったので、生命力の不思議をリアルに体感したもの同士として話に花が咲きました

その成り行きで、今度展示をするんですという話になりDMの絵を見せながら、
これ網膜の顕微鏡写真のコラージュなんですと説明すると、
へぇーこれ網膜なの?きれいねぇー!といたく感心してくださり、
そのうえで、真ん中から流れる光の部分を指して
「じゃあこれは涙だね」とおっしゃったのでした

わたしはそこまでまったく考えていなかったのでびっくりしたのと、
これが網膜だよと言われると、人はそこに自分が見てきたもの/見たいものを見るのだと気づかされ
そこから展示の在り方が決まったように思います


もし彼女があの展示を見ることができたなら、きっとあの天窓の下にたまっていく水を見て
「これは天窓がこぼした涙だね」と言うんじゃないかと
そして水面に投影されるのはふさがれた天窓が見る夢だと
そんな解釈をするんじゃないかと思って、ああいう形になりました



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Twitter上で #天窓のD で綴ったタイム“ライン"も、展示の記録・ドミュメントとして、
展示を見にこれなかった人にも何かしら届くよう、展示から派生したひとつのドローイングでした 
観に来てくださった&応援してくださった皆さま、ありがとうございました!



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天窓のドローイング 〜分解したら再生する〜


先日パリでテロが起きた日(そして今も続いていますが)、
わたしはギャラリーの人目のつかないところでひとり
今回の展示でやろうとしてできなかったことについて考えていました

自分ができないことに向き合い続けるのはつらい
いくら戦争はいらないと思っていても、
いま世界で起こっている惨事に対して何もすることができない

そもそも作品をつくることだって誰の何に役に立つのかなんて何の保証もないことだから、
自分が何かできると思うことのほうがおこがましいのかもしれない

そんな中で、何に力を注ぐかといったら
もともとその場にある力を見つけてそれをちょっとよく見えるようにするとか、
力が滞ってたらうまく出せるようにしてあげるとか
少し手を添えてあげるとか
人間にできることってそれぐらいで、それでもういいんじゃないかと思いました

今回の展示の発想もそういうところからきています
で、そこにどうしようもなく自分がいることに気づいてしまって、先日呆然としました
生まれた土地である京都で、個人史的になるのは避けようもなく
(というかこの手法自体それを避けられないのかも)
そうなるべくしてなってしまった展示、観に来ていただければ幸いです



今度の土日祝の21,22,23日と最終日27日はギャラリーにおります
といっても、見えないところにいますので、
御用の方、解説希望の方は、呼び出すか
ちょっと長い時間ギャラリーにいてみてください


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藤衣 真菜 個展
天窓のドローイング
〜分解したら再生する〜

2015.11.09 mon ~ 11.27 fri
13:00 - 19:00(最終日は17:00まで)
京都a・room
http://a-room-ii.com/about/#access

※展示は会期中変化していきます
最新情報はTwitter(@fujiymana)にて, #天窓のD で発信

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DofSkylight_DM_A.jpg



青い鳥展

ずっと放置してたブログですが、記録のためひさびさアップ。
(広告とかアップの仕方とか…どうにかします)


先日6月27日~7月5日、縁あって梅香1丁目界隈でのグループ展「青い鳥」にて作品展示をしました。
見に来てくださったみなさま、ありがとうございました!

わたしは元質屋さんの空間に、言葉とわずかなオブジェクトと絵を配置する作品を展示。
あと青い鳥展DMもつくりました。画像はPinterestに暫定的にアップしてます↓
青い鳥展DM▶ https://www.pinterest.com/pin/379991287287417009/
元質屋のドローイング▶ https://www.pinterest.com/pin/379991287287427070/

空間そのものをドローイングとして扱うこと、法則性の導きだし方や制作方法など、初めてのことづくしで、それらの手法自体がどう受けとられたかどうかはさておき、書き留めておきたいと思ったことを。


展示内容を考えるにあたって、今この世界を生きる大前提を共有するためには言葉が必要と思い、まず「青い鳥」の詩をつくり、それから「戦争」の詩をつくりました。
「青い鳥」は自分の実感に基づいたもの、そして「戦争」は願いのようなもの、でしたが、展示を終えた今現在、ここにきてその2つともが自分にとって重要なものになってることに気づきました。

現在の政治に対する不安を口にする人の存在をあまり実感できなかったわたしは、本当に「願い」のようなものとしてこの言葉を綴りました。この2つの詩をつくった時点では、SEALDsをはじめとする市井の人たちの声がここまで大きくなるとは予想してませんでした。せっかく表現する場が与えられているのに、この時代、このタイミングで、何かしら態度を表明することができなければ、この先何を言えばいいのだろうという気持ちすらありました。
だから、今となってはこの言葉が報われたような、そんな気さえしています。

この詩への反応もだいたい予想通りで、即反応してくれた方、わざわざ話を聞きにきてくれたりした方もいて、そういった反応ひとつひとつに励まされました。
届く人にはちゃんと届くのだと確信を持てたこと、退院直後のハードな制作ながら、得難い経験を得られた展示でした。

そしてこれから11月の京都での個展にむけて、いろいろ動き出すところです。
入院・手術がなければ5月にやるはずだった個展。
ここに至るまでの過程がすでに1冊本が書けるくらいドラマチックなわけですが、それはまた何か機会があれば。
いろんな人に見に来ていただきたいです。
詳細など速報はTwitterにて



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こんなに傷ついても
銃の持ち方を知らない
爆弾の落とし方を知らない
地雷の作り方を知らない
人の殺し方を知らない

知らなくていい
知ってしまったら
爆竹も花火も楽しめない
生きることを楽しめない
あなたの笑顔消えてしまう

僕たちが知るのは
誰も殺さない戦い方
武器を使わない戦い方
笑顔のための戦い方




20150902.jpg


( Text for "Drawing of Originally Pawnshop" at Aoitori group exhibition )

プロフィールを更新しました

しばらく手を入れてなかったプロフィールを更新しました

2011年以降、つまり震災以降のドタバタにまぎれて
上映歴がすっかり抜け落ちていたので追加、ほかもろもろ整理したのですが
メールのやりとりなど記録を探しても不完全で、
本当に上映されたのか?少し自信がないところがあります(特に2011〜2012年)
もし間違っていたらご指摘ください なんていっても誰もわからないですよね…


Dachs&Phoenix-3 【A Picture Book Project #1】

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2012.11.22

この日の(勝手に作られていたらしい)フライヤー
タムくんが演奏家のとこにまぎれこんでいたり
誤植もあったり 笑


会場のechoraum
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朗読担当は、半分日本人ハーフのMiaちゃん。
独特の雰囲気があってかわいい女の子。
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内橋さんミーティング中
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会場には今回の朗読のテキストと、映像作家のプロフィール、
原画のスケッチブックが置かれました。
PBP_7.jpg
PBP_9.jpg


今回のA Picture Book Project #1の
プロジェクトにはDachs and Phoenix
というタイトルがついていて、
アヒルの話から始まる童謡のような物語で、
DachsとDaxophone(ダクソフォン)をかけています。

つまりはこの日11月22日は、内橋さんの盟友
ダクソンフォン奏者のハンス・ライヒェル氏の命日で、
そこからこのプロジェクトがはじまっていました。

ただ当地の人たちは命日に何かしらイベントをやることはあまりないそうで、
裏テーマとして潜ませるにとどまったようですが、
今回のキャスティングなどにも、そこは通奏低音のようにハンスさんがいるようでした。


ライヴ中、私は撮影をしてたのですが、
自作の映像に、腕利きの音楽家の皆さんによって即興演奏がつけられる
というのは本当に得難い体験でした。
映像と音楽のありかたを、再考させられるよいきっかけにもなりました。

ライヴの模様は、いつかどこかでお見せできたらなー
と思っております。

ライヴ後いろんな方とお話できて楽しかったです、
当地の日本人の皆さんお元気かしら


ほかにもいろいろ写真を撮ったので、
後日余力あったらアップします



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